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2024.9.19

竹田麗央 カギを握るのはパッティング

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)

 相性の良さをVへつなげるか。それが今大会、竹田麗央のテーマだろう。過去出場2大会の成績は2位タイ→7位タイ。「コースが広くて、とてもイメージがいい。大好きなコースです。今年も上位にいけるように全力をつくす」が、第1日を前に語った意気込みだった。

 ただ、いまひとつ強気になれない材料がある。勝負の世界、なかなかいいことは続かないものだ。「前週、パッティングがさっぱり決まらない。だけど、ストロークはとてもいいんです。2メートルぐらいのバーディーパットが入らないから、なかなかリズムに乗ることができなかった。ちょっと自信がなくなってきた」。珍しく、弱気の発言が気になる。

 そうはいっても、プロ3年目の今季、心境著しいのは修正力だろう。この日、練習グリーンでは、あらゆるラインからパッティングを入念にチェック。どうやら、上昇のきっかけをつかんだ様子だ。「グリーンがすごくきれい。それから、前週とは違うコースですから気分が違ってきた」そう。その一方で、「ショットの調子はすごくいい。1Wを思い切り使える。クラブをしっかり振れます」と再び、上昇へ転じるきっかけをつかんでいる。

 また、特別協賛の住友ゴム工業株式会社と用具契約。今や、メーカーの顔だ。「6歳からずっと使っています。当時はジュニア用。それからずっと、お世話になっています。安心感が違う。特にイメージ通りのボールを打てることが一番です」と、絶大な信頼を寄せている。

 となれば、ターゲットはバーディーラッシュのぶっちぎりV。まさに、腕を撫している状態とは、このことかもしれない。

(青木 政司)

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