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2015.6.10

50%でも魅せる。アンソンジュ、女王の誓いと決意

 2015年、LPGAツアー第15戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が6月11日、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511ヤード/パー72)で開幕する。前日の10日は、アマプロチャリティートーナメントが開催された。

 試練へ立ち向かう。それが今シーズン、アンソンジュが取り組む最大のテーマ。持病の手首痛に加え、今度は首痛を抱えながらの戦いが続いている。休養明けの『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』と比較し、「だいぶ良くなってきた」とはいうものの、「まだ、50%程度の力でしかスイングができない。自分で残念。ストレスがたまります」と話す。マッサージなど、ケアを十分に行っても、「手首なら、テーピングなどでカバーできる。でも、首となると、それができない。正直な話、ヨネックスの2日目はラウンド中、首が痛くて棄権を考えました。首を自然にかばうから、腕から腰まで、あまりいい状態とはいえません。去年は賞金女王を狙っていたから、痛くても頑張り続けた。そのツケが出ている、とお医者さんでいわれました」。

 タイトル獲得は、それほどの重責という証明だ。しかし、明るい材料もある。「温度が上がれば、首の筋肉が柔らかくなって、痛みが和らぐ。とにかく、暖かくなってほしい。このコースをどう攻めればいいか、私は熟知している。あしたからは今、できる精いっぱいのプレーでチャレンジしていきます」と前を向いた。昨年の賞金女王、ディフェンディングチャンピオンの自覚を人一倍感じている。これが、アンが示すプロの流儀だ。


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