2024.10.10
竹田・櫻井 94期生それぞれのテーマ
竹田麗央<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
富士通レディース 2024 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)
気分一新。竹田麗央は「体調はすごくいい。ただ、気温が下がって季節の変わり目。体調をくずさないように…」を第一に掲げ、今大会へ挑む。ゴルフは個人競技。前週、2週連続Vをシーズン3回達成の記録に挑んだが、惜しくも4位に終わった。しかし、出迎えて、同期のライバルの優勝をわがことのように喜んだ。ノーサイドの精神に感動を受けた。とてもいいシーンだった。
「調子はボチボチという感じがする。だけど、試合の後、実家に帰り、大分でUVERworld(6人組ロックグループ)のライブを家族で楽しんだ。1カ月前から決まっていたし母も、となりで歌がかっこういい、とノリノリでした。うまく気持ちの切り替えができたと思います」と明かした。
唯一の心配は、急に冷え込んできた気候だ。「ちょっと寒く、きょうは風が強い。飛距離が5ヤードぐらい落ちている」という。ただ、今大会は飛距離のアドバンテージを十分に生かせそうなコース。「第1打から思い切っていける。2番だけは3Wを使うマネジメントですけど、あとは状況しだいだけど、1Wで思い切っていこうと考えています」と話した。
さらに、「第1日はしっかり攻めのプレーを心掛ける。目標は、まず4アンダーです」と的確だ。
櫻井心那<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
一方、ディフェンディングチャンピオン、櫻井心那も94期生。ところが、佐藤の初Vを現地で祝福することはできなかった。「その場所にいられなかった。本当に残念です。私の優勝のようにうれしかった。ジュニアの頃から、親しくしている同級生で、プロ同期。あれだけ、上手でも優勝をしていないなんて、信じられなかった。しかも、今季は不調でQTを考えなければいけない順位…。そこから這い上がった。私に勇気を与えてくれたと思います」と、とらえている。
ちなみに、その時、どこにいたのかといえば、「日曜日は、練習場で打ち込んでいました。とにかくショットをどうにかしたい。1球、1球、じっくり考えながら-です。今回はフェードに戻す。きょうは探り、探りながらのラウンドでしたけどね」。ライバルとは、斯くの如し-を聞いた。これがツアーを盛り上げ、レベル向上の切磋琢磨である。
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