2024.11.20
年間3冠へ挑戦 竹田麗央-万全で開幕
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2024シーズン最終戦『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金3,000万円)が11月21日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,497ヤード/パー72)で開幕。20日はプロアマ大会、JLPGA公式会見が行われた。今季のツアー優勝、ロレックス ランキング上位、メルセデス・ランキング上位から選出されたトッププロ40人が集結。ファイナルにふさわしい頂上決戦が行われる。
最終決戦。すでに年間女王のタイトルが決定している、竹田麗央に気負いなど微塵も感じられない。威風堂々のたたずまいで、「優勝したい気持ちがある。ただ、大事なことは悔いがなく、しっかり攻める」と、宣言した。
ポイントは、1Wを振り切っていけるか-。「前週に続いて、調子は悪くはありません」と言葉を区切り、「毎試合、開幕まで2本の1Wを試すことが私のルーティン。きょう決断したのは、新しい1Wではなく、ずっと使って安心できるものでした。飛距離も、慣れたものが出ている。また、左ドッグレッグのホールがありますけど、すごくイメージがわきます」と解説した。
前年に続き、2年連続2回目の出場。大きな違いといえば、やはり優勝を数多く経験した自信だろう。「去年、目標としたのは、ツアー初優勝をして最終戦に出場することでした。残念なことに達成できなかったけど、今年はそれができたことが大きいと感じます」。
ましてや、今季はソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会、日本女子オープンと公式競技で連覇を飾った。今大会も優勝し、年間3冠となればツアー2人目の記録を達成することになる。加えて、ドライビングディスタンスナンバーワンを何度も口にしてきたが、9月から新たにこだわり続けてきたテーマが、年間平均ストローク60台。こちらは、ほぼ確定的でも、「少しでも数字を縮小したい」と向上心にあふれていた。
それだけに第1日、山下美夢有との最終組対決に注目が集まる。「山下さんは、ショット、パッティングともに本当にお上手です。さらに、大会を連覇中。ついていきたい。私も公式競技では、いつも以上に頑張る気持ちが強くなりますからね」と、内面の充実まで語った。万全の態勢で第1日を迎える。
(青木 政司)
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