2024.11.22
勝負のムービングデー 竹田麗央『考え直す』
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第2日
終わったことは仕方がない。むしろ、第2日で良かった-と思考を切り替えることが最善策だ。竹田麗央は通算6アンダー。首位から3打差の2位にもかかわらず、公式競技の難しさを痛感させられた一日となった。
8番からエンジン全開。4連続バーディーで一度は首位に立っていた。ところが-。14番でよもやのピンチを迎える。第1打を右に曲げ、第2打はボールを出すだけ、という状況。4オン、2パットのダブルボギーには、ギャラリーから驚きの声が上がった。
「きのうは3Wを選択。でも、きょうはフォローの風が吹いていた。1Wで木を越えられる、と判断。でも、ミスショットでした」。それでも、気を取り直して終盤に挑んだものの、最終18番をボギーとして、ホールアウトした。苦悩の表情が浮かんだ。
「第3、第4ラウンドでは、もったいないミスを防げるようにする。14番の第1打をどのクラブにするか、もう一度、考え直します」と話した。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
この日は序盤からショット、パッティングともに前日を上回る、勢いをみなぎらせていた。その証拠に、取材では、「いいショットが、たくさん…」のコメントを計3回、口にしている。まさに、好事魔多しだった。
確かに中盤までは、さすが-と印象づけるプレーを随所で披露。「コースに対しても、いいイメージが出ている」と語っている。今季、大躍進の要因のひとつにあげられるのは修正力だ。ゴルフにミスはつきものだが、同じミスを繰り返すことはなし。飛距離のアドバンテージは何ものにも代えがたい。14番をどう攻略するか。はたまた、バーディーショーを展開するかなど、ギャラリーは期待する。
あすはムービングデー。桑木志帆との最終組対決により、期待が高まる。
(青木 政司)
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