好調が続く大山志保　『プロになってよかった』！

『ニチレイレディス』 袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース（千葉県）

　「ますます、ゴルフが好きになった。調子は普通がいい」と言葉を弾ませているのは、大山志保。『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』で今季初勝利をあげ、前週は調整にあてた。「(自宅のある)宮崎は連日、すごい雨。練習ができたのは1日だけ。ちょっと予想外です。でも、いいことだってあった」というのは、最新のロレックスランキングで日本人選手最上位の38位へ躍進。7月5日まで、このまま50位以内をキープすれば、全米女子オープンの出場権を獲得する。「おかげで、モチベーションが上がります」と笑顔で語っている。

　今シーズンは開幕からショットの不調に始まり、パッティングの状態もいまひとつだつた。それが、『リゾートトラストレディス』の最終日、最後の2ホールで開眼。「いい意味で開き直れたら、気持ちがスッと楽になりました。おかげで、ショットの調子も良くなった。ヨネックスも、ものすごく調子が良かったわけじゃない。だけど、あのコースは大好きですから、勝ちたい、いいプレーをしたいと頑張って、結果が優勝」といい、「今週も好きなコースのひとつ。楽しくプレーしたい。ゴルフって、いろいろなことを気づかせてくれる稀有なスポーツ。プロゴルファーになって良かった。やめられない、としみじみ思っている」。もちろん、悩み苦しむことも多い。なぜなら、大山は、「試合の1週間で、3.5キロぐらい体重が減ります」と苦笑していたが…。