”良いイメージ”のコースで不調に終止符を打つ

　2015年LPGAツアー第18戦『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)が7月17日、茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブ(6,554ヤード/パー72)で開幕する。前日のこの日は、プロアマトーナメントが開催された。

　「うーん」。苦笑いを浮かべた表情に成田美寿々の苦悩が垣間見えた。成田は今、悩んでいる。不調の原因は、1ヶ月前に遡る。優勝を飾った『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』終了後にグリップを矯正した。しかし、それがうまくいっていない。「バックススイングが気持ち悪い。ピンに向かっていくショットも出ない」。グリップを矯正したことでスイングにも違和感が出始めた。その影響もあり、翌週の『ニチレイレディス』は予選落ち。『アース・モンダミンカップ』でも24位。先週は、オリンピック出場のためにこだわっている海外メジャー『全米女子オープン』に出場するも、予選落ちで無念の帰国となってしまうなど、今季2勝を飾っている成田にとって苦しい結果が続いている。

　「迷い道から抜けられてないんですよね」と苦悩は現在進行形。それでも、「優勝しているコースなので、イメージよく回れます。1個か2個いいのがあれば…」。2週間後に『全英リコー女子オープン』も控えているだけに、少しでも復調の足がかりを掴みたいところだ。