2015.7.25
アンソンジュ、今季初Vのキーワードは婦唱夫随
2015年LPGAツアー第19戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、7月25日、静岡県伊豆の国市の伊豆大仁カントリークラブ(6,531ヤード/パー72)で行われた。この日もアンソンジュ(韓国)が好調をキープ。7バーディー、2ボギーの67をマークして、通算13アンダーと今季初勝利へ向け、単独首位で最終日を迎える。通算10アンダー、3打差の2位は東浩子がつけ、通算9アンダーの3位でペヒキョン(韓国)が追う。(天候:晴れ 気温:31.1度、風速:4.7メートル)
見ている立場では楽々とプレーしているように映っても、18ホールは本当に長い。独走ムードのアンソンジュでも、多くのドラマがあった。終盤の15番Par3では、「普通なら7番アイアンを選択します。ただ、このところ7番アイアンの調子が良くない。それに、15番のグリーンは他のホールに比べて硬いから、8番アイアンのフルショットで行くことにした」という。このジャッジが3連続バーディーを引き寄せた最大の要因だという。
前半は静かなスタートを心掛けた。「きのうよりも風が強い。そこに注意してプレーしたけど、知らないうちに自分で変なプレッシャーをかけていたのでしょうね。もっと、スコアを伸ばせ-と。5番でパーパットを外したのもそうです。後半はスコアを気にせず、いつも余裕をもってプレーすることに注意しました」という。ちょっとしたミスで流れが変わる。昨年の賞金女王といっても、今季はまだ未勝利。早く1勝を、と焦る気持ちがあるのも当然だろう。そうはいっても、勝ち方を心得ているアンは、背筋をピーンと伸ばし、改めてこういった。「トップにいるのは確かです。だけど、最終日のスタート前には、それを消します。ゼロからスタートする気持ちで、普通にプレーできればいい」。自らに言い聞かせるように力を込めた。
ただ、不安がないわけではない。「あしたはダンナさんとけんかをしたくない。今回、コンビを組むのは3回目です。でも、最終日の最終組は初めてだから、私よりも緊張してしまうのでは、と思う。どうなるかやってみないとわかりません」。よく一般では、夫唱婦随といわれるが、アン夫妻は、『婦唱夫随』が勝利のキーワードになる。
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