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2015.7.31

トップ合格は山口春歌 23人が見事合格を果たす

<写真:Getty Images>

 2015年度LPGA最終プロテストの最終日が7月31日、埼玉県のこだまゴルフクラブ(6,385ヤード/パー72)で行われ、通算1オーバーまでの23人が合格した。トップ合格は通算8アンダーで、沖縄県出身の24歳、山口春歌。来週の『meijiカップ』から14試合のLPGAツアー出場権(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)を獲得した。また合格者には、2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。(天候:晴れ 気温:34.4℃ 風速:1.8m)

 18ホールのプレーを終えた山口春歌は、ホールアウト後あふれる涙をこらえることができなかった。「今年最後の気持ちで臨みました」と退路を断って挑んだ4回目の最終プロテスト。8アンダーでプレーを終了し、合格を確信したところに「今年最後だから絶対受かります」と決意を伝えた母親の顔が見えると、涙を我慢することは到底できなかった。

 もう一人思いを伝えたい人がいる。同郷の大先輩、島袋美幸だ。「今年に入ってきっかけがあって教えていただいています」。拠点としている神戸から島袋のいる滋賀県まで通い、師事を受けているという。昨夜も電話をすると「〝なんくるないさ〟を忘れないでいってらっしゃい」と温かく背中を押してくれた。「合格できました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いしますと伝えたいです」と感謝の気持ちを語った山口は、目標とするプロゴルファーの質問にはもちろん『島袋美幸』と答えた。

 首位から出た最終日、スコアこそ伸ばせなかったものの、しっかりとパープレーでまとめ、念願の〝合格〟にトップのおまけもついてきた。「4日間オーバーパーを叩かなかったので、自信になります」と今年から4日間の長丁場になった舞台を、一番で駆け抜けた自信もある。「とにかく精一杯一試合一試合優勝目指して頑張りたいと思います」。参戦権は来週の「meijiカップ」からいきなり与えられる。沖縄生まれの24歳が、真夏の北海道でツアー開幕を迎える。

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