2015.8.8
「一番楽しいけど、一番…」 三塚優子のゴルフ論
<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>
meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)2日目
早朝7時20分、いわゆる“裏街道”と呼ばれる10番ティーからスタートした三塚優子が、次々にバーディーを奪い、一気にリーダーボードを駆け上がる。スタート前は「予選落ちないようなラウンドをしよう」という気持ちだったというが、4年ぶりの優勝まで狙える好位置にジャンプアップし、軽々と今日の目標をクリアしてみせた。
先週まで2試合連続で予選落ちを喫しており、3試合ぶりの予選通過となったが、何が変わったのかと問われると「何も変わってない」だそう。その心は「いい時もあれば、悪い時もある。たまたま先週まで悪かっただけ。今日もたまたま良かっただけ」。まるで悟りを開いたような言葉だが、もちろん昔からこの境地に達していたわけではない。「若い時はこわいもの知らずだった。でも今はゴルフが一番こわい」と笑い「一番楽しいけど、一番こわい」と付け加えた。
では4年ぶりの優勝に、どのような心境で挑戦するのか。「明日は予選落ちがないので、伸び伸びやってくるだけです。気持ちをリセットして、目の前の一打をどう攻略するかだけ」。虚心坦懐に臨む最終日。結果は後からついてくる。
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