風を味方に！ ケイジャンヌが唯一ノーボギーの68で首位発進

　2015年度LPGAレジェンズツアー第2戦『シブヤカップ』（賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円）の1日目が、石川県金沢市のゴルフ倶楽部金沢リンクス（5,725ヤード／パー72）で行われた。

　大会1日目は、ケイジャンヌが68をマークし、4アンダーで単独首位に立った。2アンダーの2位タイにはレジェンズ連続優勝と大会2連覇がかかる白戸由香と塩谷育代がつけている。開催コース所属の矢部祐子は2オーバー22位タイ。また、8番ホールで笹山麻紀がホールインワンを達成。大会主催の澁谷工業株式会社から賞金50万円が贈られた。（天候:曇り、気温: 28.7℃、風速:5.1メートル）

　「無難なゴルフで落ち着いて出来ました。風が結構吹いてたけど、次のホール、次のショットの事しか考えてなかったので、逆に集中出来て良かった」と、ホールアウト後に淡々とした口調で話してくれたケイジャンヌ。6番で5メートルのバーディーパットを沈めると、7番では3メートル、8番では7メートルを沈め、3連続バーディーを奪った。

　「グリーンが重かったけど、それに対応出来てパットも打てていました。風も練習ラウンドとまったく真逆で、刻んでいたホールをドライバーで打ったので、どこまで行くのか計算が難しかった。でもどこまで行くのか計算出来ない分、力まずに打つ事が出来たので、そういう意味では風を味方につけられたと思う」。マイナス要素をプラスに変え、この日唯一ノーボギーのラウンドとなった。

　風に悩まされている選手が多い中、この日は風を味方につけたケイジャンヌ。「目標は3日間60台です。今日みたいに落ち着いて出来れば」と、明日も特有の風が吹くリンクスコースに挑む。