2015.8.25
『今年はより面白い』小林浩美が断言/鈴木愛は『進化を見せる』と宣言
プラスアルファを引き出せ! 9月10日(木)から13日(日)の4日間、長崎県長崎市のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開幕する『第48回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(6,735ヤード/パー72)の記者発表会が25日、都内のホテルで行われた。
LPGAツアー最長の6,735ヤードを制するのは、いったい-。LPGA会長・小林浩美は言葉を弾ませ、「今シーズンは開幕戦から、僅差のV争いが続いています。その内、5試合がプレーオフで決着しました。このギャラリーやファンがわくわくするような展開は、まだまだ続きます。特に女子プロ日本一を決定する日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は、どの選手も絶対に勝ちたい、と思っているトーナメント。自分がもっている全ての能力を出し切るのは当然です。今回は、それに加え、絶対に勝つ、といった強い気持ちのプラスアルファが必要でしょう」と話した。
コースは2000年樋口久子・紀文クラシック、10年の日本プロゴルフ選手権を開催したパサージュ琴海アイランドゴルフクラブ。「大村湾に面し、海に面した緑豊かなコースはロケーションが抜群です。ただ、アンジュレーションのきついグリーンなど、公式戦にふさわしい、素晴らしいリンクス。今回は、ツアー最長の6,735ヤードなど、見どころが多い大会になるでしょう」と、大会実行委員長の原田香里は解説する。また、大会コースセッティングを担当する岡本綾子は、「アイアンショットがカギになる。天候や風の状況しだいですけど、優勝スコアは2ケタ以上。場合によって15アンダーぐらいまで行く可能性もあるでしょう」という。
一方、選手はコースをどうみているのか。ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛は、「2カ月前、下見ラウンドに行ってきました。グリーンがとても難しい印象です。その上にマウンドがある。きっと大会は、厳しいセッティングになるでしょうね。気を引き締めて、パッティングでカバーしたいです」と前置きして、「ゴルフの調子はとてもいい。連覇を狙うのは、もちろん。ただ、今回、自分自身に言い聞かせているのは、去年の大会とは違う成長した姿を皆さんにお見せしたい。予選落ちだけは絶対にしないようにします」と、力強く言い切り、目を輝かせた。
今年も大会では、ギャラリー向けのさまざまなイベントが行われる。新たに企画されたのは、12、13日の決勝ラウンドで実施される観戦ツアー。1993、94年の賞金女王・平瀬真由美、ツアー4勝の藤野オリエが参加者とともに観戦しながら、プロのテクニックなどをわかりやすく解説する。インフォメーションで当日受付を行い、参加費は1人、2,000円。