2015.8.27
バーディーラッシュ! 65をマークした鬼頭桜が単独首位
2015年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『山陰合同銀行 Duoカードレディース』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の1日目が、鳥取県西伯郡の大山平原ゴルフクラブ(6,389ヤード/パー72)で行われた。
大会初日は、プロ入り2年目の鬼頭桜が自己ベストタイとなる65をマークし、7アンダーで単独首位に立った。5アンダーの2位に藤崎莉歩、4アンダーの3位には古屋京子が続いている。また、7番ホールで木佐貫めぐみがホールインワンを達成。株式会社山陰合同銀行から賞金20万円が贈られた。(天候:晴れ、気温: 28.2℃、風速:2.5メートル)
「ミスしちゃったけど、こういう時もあるって気持ちを切り替えた」。スタートホールでティーショットを右に打ち出した鬼頭桜だったが、言葉どおり気持ちを切り替え、バーディーでスタートした。前半は5バーディー、ノーボギー。後半も10番でバーディーを奪うと、12番でも6メートルを沈めバーディー。13番でボギーを叩いたが、15番では「吸い込まれましたね(笑)。寄せるつもりで打ったのにラッキーでした」と50ヤードの3打目を入れ、チップインバーディー。ステップ・アップ・ツアーの最多バーディー数記録9個にあとひとつと迫る8個目を奪った。
「後半はドライバーが荒れてて、ほとんどラフからしか打ってなかったです」とティーショットはミスが多かったが、「アイアンとパターでカバー出来た。パットのイメージが良く、転がりとラインが合っていった。ドライバーが曲がったけどバーディーも取れた」。終わってみればステップ・アップ・ツアーの18ホール最少ストローク記録64に、これもあと1打と迫る65。ドライバーが悪くても "気持ちの切り替え" で自己ベストタイをマークした。
昨年のこの大会でプロデビュー戦を飾り、4位タイに入った鬼頭。「ここは相性がいいのかな。プロに入って最初の試合だったので、思い出しますね。あれからプレーも変わったし、だいぶメンタルも良くなった。今日みたいにミスした後に切り替えが出来たのも成長した証。でもまだまだです。明日は自分を信じて、スコアを気にせず冷静に頑張ります」。最終日最終組の見えないプレッシャーの中で、自分を信じて気持ちをコントロールすることが出来れば、初優勝に大きく近づけるはずだ。
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