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2015.9.10

3パットでもポジティブシンキング 藤本麻子の極意

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県) 1日目

 気構えがしっかりできていれば、慌てることなどない。「スコアよりも耐える1日だと思っていた。3アンダーであがることができて、最高!」。藤本麻子が今シーズン、常に心掛けてきたのはポジティブシンキングだ。どんな状況でもプラスに考える。簡単なようでも、それを会得するのは難しい。とはいえ、ゴルフ以外にもうれしかったこと、良かったことがたくさんある。そうしたことを日々、ノートに記してきた。この日は、それが生きる。スタート直後の11番。3パットのミスでボギーが先行した。「下りのフックラインでした。グリーン面が光ってすごく速く見えたけど、思っていたほどではない。3パットをしたことが、その後のホールで生かされた。距離感がつかめたからです」。

 他にもティーショットの調子がいまひとつだった。それでも、「当たりがよくないけど、フェアウェイをとらえることができたから、いいと考えました。風が強かったし、ラフからのショットでは、フライヤーなどの計算をしなくてはならない。考えることがひとつ減った分、得をしたわけです」。思考ひとつで、プレーがゲキ変する。やはりゴルフはメンタルが大事だ。同時に基本も忘れてはならない。「このところ、パッティングがしっくりこなかった」といい、「2本の棒を置いて、自分が打ちたい方向へストロークする練習をしたら、原因がアドレスにあったことがわかった」。ちなみに、第2日は? 「出場している選手全員が苦しいと思う。あすも耐えるゴルフでしょう。長い1日のつもりでいます」と自分に言い聞かせるように話していた。

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