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2015.9.12

ルーキーキャンプ ピンクのシャツで奮闘中!

<写真:Masterpress/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)3日目

 しびれるようなプロ日本一決定戦の舞台裏で今年、入会したばかりのルーキーたちが、スタッフに加わり、さまざまな業務を担当。1996年からスタートした新人教育の『ルーキーキャンプ』が今年も行われている。社会人として、立派なマナーを身に着けると同時に、トーナメントがどうやって開催されているか、を体験するプライスレスの4日間だ。

 「プロゴルファーは立派な職業。ギャラリーサービスは当然です。他にも、トーナメントを行う上で、必要不可欠なスポンサーなどに対して、運営を肌で実感することで、さらなる感謝の気持ちをもってほしい」とルーキーキャンプ担当理事・寺沢範美は話した。

 1日は、大きな声で、「おはようございます」というあいさつからスタートする。参加しているのは、プロフェッショナル、ティーチングプロフェッショナル会員、合わせて31人。18歳から、最年長は44歳まで、日常生活の基本中の基本から入念に再確認を行うことは、一生の財産といってもいいだろう。「ゴルフは見せることは当たり前。一方で、見られているということも忘れてはいけません。椅子に腰をかけている姿から、自分が使用した洗面所の水回りをきれいにする、など細かいことも要確認。皆さん、とにかく一生懸命です」。

 参加したルーキーからは、「スコアラーを担当させていただきました。プレーをしながら、18ホールを回ることは、何とも感じなかった。でも、プレーする選手を目で追いながら、スコアを入力するなどの業務は、緊張の連続、です」、「逆の視線でトーナメントを見ることができた。チャンスをくださって、とても勉強になりました」など、驚きと発見の連続だったという。

 そして、うれしかったことを各ルーキーが、「お揃いのピンクのポロシャツを着ているから、ギャラリーの皆さんから『これから頑張って!』と激励してくださった」と口を揃えた。寺沢は、「今年のルーキーはみんな集中力が高い。人の目を見ながら、きっちりと会話ができる。期待が大きいですね」。ジャイアントステップの4日間。あすは最終日だ。


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