2015.9.17
W優勝を狙う渡邉彩香 イボミは前週分を取り返す
<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>
マンシングウェアレディース東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)
スポンサーを纏う。デサントとウェア契約を結ぶ各選手は、『ホステス』として心地よいプレッシャーを感じている。中でも、注目は渡邉彩香だろう。出場前5試合、全てでベスト10をキープ。「ショツトの調子が変わらずいいから、チャンスが増えた。バーディー数が多いのはとても気分がいい。今大会もたくさんバーディーを獲りたいです。あとは、パッティングしだいかな」と話した。今週19日は、22歳の誕生日。「シーズン中だし、毎年、お祝いをしたことがない」とはいうものの、当日は年に1度のドライビング女王コンテストが開催される。トーナメントでの優勝は当然。圧倒的な飛距離を誰もが認めているだけに、是が非でも欲しいタイトルだ。昨年はボールが曲がり計測なし、だった。
「わざわざコーチに来てもらい、ドラコン用にドローボールの練習までして臨んだのに…。本番で全く打てなかったから、今年はやめました。持ち球で勝負します。風にもよるけど、280ヤードは飛ばさないと勝てないでしょう。もし、優勝できたら、誕生日も兼ねて、ちょっとお祝いします」と明かしている。そのために何が必要か-。「130%でクラブを振ること。力を入れるのではなく、130%の気分で、という意味です」。ちなみに、同一年度の大会で、トーナメント優勝と、ドライビング女王を独り占めした選手は皆無だ。
一方、イボミは、「ホステスプロの覚悟、決意はできている。前週の悔しさ、悲しさをきっちりと反省してから、この会場にきました」という。『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』の敗因は、「体ではなく、コースマネジメントなど、考えることが多く、脳が疲れてしまった。もっと集中力を発揮すれば、勝てるチャンスもあったと思う。クラブ選択を迷い、距離感など合っていないことが多かったから」。改めて分析し、同じ轍を踏まないことが、好調を持続させる原動力のひとつだ。「優勝は15アンダーぐらいでしょう。去年は父の不幸で出場できなかった。今年はその分まで頑張ります」と誓っている。