1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ケガの功名で、2年ぶりの美酒へ好発進

2015.9.25

ケガの功名で、2年ぶりの美酒へ好発進

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第28戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が9月25日、宮城県宮城郡利府町の利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード/パー72)で開幕した。3連続を含む7個のバーディーを奪い67をマークした表純子が5アンダーで単独首位。3打差、2アンダーの2位には、ルーキーの江原詩織、西山ゆかり、服部真夕、アマチュアの蛭田みな美ら7人が続いている。(天候:曇り、気温:17.4℃、風速:1.3メートル)

 今日、一人気を吐いたのが、2年ぶりの優勝を狙う表純子。特に前半は、圧巻だった。1番ホールを皮切りに、4番で6m、6番から8番まで3連続バーディーを奪い、アウトだけで5個のバーディーを獲った。後半、13番と15番でボギーを叩くが、上がり2ホールで連続バーディー。今日、全部で7個のバーディーを奪い、2013年『サマンサタバサガールズゴルフコレクション・レディーストーナメント』以来の初日首位発進となった。

 7個のバーディーを生み出したのは、今週替えたばかりのパターにあった。「しっかり打てる感じ」と、感触は良さそうだ。「3週間ぐらいちょこちょこ替えているんです」と、エースパターが不在なだけに、当座は今のパターがエースになりそうだ。表のパターで特徴的なことは、その長さ。30インチしかない。平均的な長さよりもかなり短い。その理由を、「グリップエンドが手のひらに納まるほうがいいんです」と語る。独特なスタイルも表らしい。

 今朝、首から肩にかけて痛みが走ったという。原因は不明。夫であり、キャディーを務める広樹さんから、「やめたら?」と言われたそうだが、朝の練習で問題ないと判断。「痛みのおかげで8割の力で打てたから良かったのかも」と、まさにケガの功名で、しっかりフェアウェイとグリーンをとらえた。

 現在、166試合連続出場中の表。「小中高は皆勤賞」だったという丈夫な体のおかげで、今週もさらに記録を伸ばした。記録更新もさることながら、お酒好きの表にとって、欲しいのはやはり2年ぶりの美酒だろう。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索