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2015.9.26

仙台との深い絆で今季2勝目を狙う

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第28戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会2日目が9月26日、宮城県宮城郡利府町の利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード/パー72)で行われた。これまでのトーナメントコースレコードを1打更新する圧巻のゴルフを見せた大山志保が、表純子とともに通算9アンダーで首位に立った。3位には、6アンダーでアマチュアの勝みなみが続いている。 (天候:曇り、気温:19.6℃、風速:1.4メートル)

 大山志保が怒涛のバーディーラッシュで一気にスコアボードを駆け上がってきた。出だしの1番ホールでピン50cmにつけるスーパーショットでバーディー奪うと、4番まで4連続バーディー。圧巻は、14番、パー5。サードショットはピンまで121ヤード。通常、118ヤードの距離というピッチングウェッジで打ったボールは、「ゴー、ゴー」という大山の掛け声に押され、直接カップイン。自身初の「直接カップイン・イーグル」でスコアを伸ばした。その後もバーディーを2つ重ね、上がってみれば、63。これまでのトーナメントコースレコードを1打縮める会心のゴルフで首位に並んだ。

 「この1ヶ月モチベーションが下がってしまって…。目標も見失うし、ゴルフをしたいと思えなくなるし、トレーニングもしたくない。コースに行くのも億劫になった」と、突然の士気低下に苦しんだ。友人とショッピングするなど気分転換を図ったが、効果はなかった。しかし、今週月曜日に仙台入りすると、「自然とゴルフをしたくなった」と、今までのことが嘘のように、ゴルフへの熱を取り戻したという。不思議な力を与えてくれる場所だという仙台と、大山のつながりは深い。「私がケガをしている時、仙台のファンからたくさんのメッセージをもらったり、励ましを受けたりしました。とても助けられました」と、仙台に恩義を感じている。恩返しとばかりに、この大会で獲得した賞金を被災地に寄付している。「今週は優勝して、笑顔で終わりたい」。大山が笑顔になった時、仙台にも笑顔が広がる。

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