2015.10.2
「思うがままにプレーしたい」 柏原明日架の挑戦
<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子オープンゴルフ選手権 片山津ゴルフ倶楽部白山コース(石川県) 2日目
「思った距離を残せたので作戦通りですね」とホールアウト後に語ったのは、パー5の最終9番ホール。80ヤードを残したサードショットを、52度のウェッジで風に乗せて1メートルの距離に。これをしっかりバーディーフィニッシュとして、順位も単独2位へ押し上げた。プロとしては初めての出場となる『日本女子オープンゴルフ選手権』を、柏原明日架が堂々の戦いぶりで折り返した。
今シーズンは、レギュラーツアーのフル参戦権を持っていないため、主戦場はステップ・アップ・ツアーとなっている。ステップアップでは開幕戦の『ラシンク・ニンジニア/RKBレディース』をはじめ、幾度となく優勝争いを繰り広げているが、未だ勝利の栄冠は手にしていない。「自分に期待しすぎてしまって、それを出来ない自分に怒ってしまって。冷静に出来なかった」と、勝てなかった要因を自己分析する。もう一つ、優勝者のプレーを何度も見てきて、感じたことがある。「優勝する人は何をしても上手くいっている」。たどり着いた結論が、今立てている目標の「考え過ぎないこと」だという。
とは言っても、明日はユソヨンと回るナショナルオープンの最終組。悠長に構えたくても構えられないポジションにつけてしまったことは、本人ももちろん分かっている。「欲は明日、明後日になったら出てくると思う。それは抑えてもしょうがないと思っている」と冷静に分析し「思うがままにプレーして、結果がどうなるかですね」と笑い飛ばした。アマチュア時代から、数多くの試合に出場しているものの、年齢はまだ19歳。『レッセフェール』の言葉ではないが、〝なすに任せよ〟でいいではないか。守りに入るのには、まだまだ早すぎる。
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