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2015.10.3

大記録には興味なし!柏原明日架の戦いはいよいよ最終章へ

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>


日本女子オープンゴルフ選手権 片山津ゴルフ倶楽部白山コース(石川県) 3日目

 「思うがままにプレーしたい」。そう誓ってスタートした柏原明日架の一日は、衝撃のバーディーからはじまった。この日一番の難易度となった3番パー4(407ヤード)。ただでさえセカンドショットの距離が残るタフなホールだが、今日はそれに加えて強烈な向かい風と、ガードバンカーのすぐ先に切られたピンポジション。パーオン率22パーセントと乗せるのがやっとのグリーンだが、乗せたら乗せたで、今度は強烈な下りのパットが待ち受ける。平均ストロークが、1番パー5の4.52より高い4.64となったホールで、「乗ればいいかな」と180ヤードを7番ウッドで狙い、見事ピン奥5メートルに2オン。「さわるだけ」という下りのラインを完全に読み切り、モンスターホールでこの日唯一となるバーディーを奪ってみせた。

 明日はプロ入り後初めてとなる最終日最終組を、いきなりメジャーの舞台で経験することとなるが、その快進撃を支えている大きな要因の一つは、パッティングだろう。微妙な距離のパーパットでも、とにかくよどみなくストロークしており、3パットも3日間で1回のみ。今日同組で回った世界ランク4位のユソヨンも「とても良い選手です。パッティングが特に上手い。アプローチを磨けば米ツアーでも通用するでしょう」と賛辞を送ったが、その言葉はリップサービスだけではなさそうだ。

 「明日は最終ホールまで気を抜かない人が一番上にいると思います」と語った最終組への抱負。もしその言葉を体現できたならば、公式戦最年少優勝記録という大快挙ともなるが、「記録には興味ないです」と言い切る。それよりも今週の課題にしている「1ホールごとに気持ちを切り替える」ことの方が重要だという。それについて自信のほどを問われると、「やり切る自信はあります」。こちらも力強く言い切った。

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