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2015.10.16

「楽しいゴルフが大切」。テレサ・ルーに死角なし

<写真:Masterpress/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会1日目が10月16日、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード/パー72)で行われた。アンダーパーが2人のみというタフなコースコンディションの中、テレサ・ルー(台湾)が67をマークし、5アンダーで首位に立った。3打差の2アンダー、2位には、渡邉彩香、5打差のイーブンパー、3位タイには、福田真未、服部真夕、申ジエ(韓国)など7人が続いている。(天候:雨、気温:16.7℃、風速:4.2メートル)

 吐く息が白くなるほど寒い日となった初日。多くの選手が、寒さだけでなく、雨や強い風によってスコアメイクに苦しむ中、ただ一人、ノーボギーラウンドで回ったテレサ・ルーが単独首位に立った。「完璧なゴルフでした」。いつもの笑顔が弾けた。「今日はティーショットが何回も曲がった。フェアウェイキープは半分ぐらい。でも、アプローチが良かったので、パーセーブできた」と、快心のゴルフを振り返った。

 2週前の『日本女子オープンゴルフ選手権』では、今季初となる予選落ちを喫した。「結果にこだわりすぎて、自分にプレッシャーをかけすぎてしまった」と本人も反省している。一方で、「あれからメンタルが変わった。楽しいゴルフをすることが大切」と気付いたという。ルーの言う「楽しいゴルフ」とは-。それは、「結果ではなく、プロセスを大切にすること」だという。さらに、「考えることが楽しさにつながる」と付け加えた。つまり、眼前の状況に対峙し、策を練る。その過程が楽しいらしい。だから、今日のようなタフな状況になればなるほど、考えることが多くなればなるほど、その真価が発揮される。ゴルフを「楽しんでいる」今のルーに、全く死角は見当たらない。


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