3位タイ　思わぬ順位に驚いた永田と福田

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty images＞

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI UMKカントリークラブ(宮崎県) 最終日

　最後まであきらめない。今大会は、3位タイが何と8人の混戦だった。競技終了後、びっくりした様子だった選手が2人。「まさか、3位なんて」と、自己最高成績に永田あおいは意外な反応を示した。「最終日は、ショットの内容がよく、チャンスをつくれたことが大きい。それから、1番でバーディーをとったおかげで、気持ちよくプレーできた」と振り返っている。この日は、18位タイからのスタート。7年ぶりのベスト10フィニッシュを目指した。「ベスト10をかなり意識しながらプレーしました。途中、ボードを見たら、11位の時も…。順位がとても流動的でしたね。でも、今季は3戦連続予選落ちから、この成績。今日のスタイルで行きます」と力を込めた。

　一方、6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容だったが、福田真未の爆発力はギャラリーを沸かせている。「神がかりといっていい、スーパープレーがあった」。9番の第2打は、右の土手へ。第3打は残り13ヤードで、左足下がりの難しい状況だったが、「マウンドでワンクッションさせ、チップインです。すごかった。前半の9ホールで2つ目のチップインでしたから」と自画自賛した。そうはいっても、「7番ではクラブのジャッジミスでダブルボギー。これからは、ミスを少なくします」と反省の言葉も忘れない。

　永田、福田は、ゴルフの不思議なパワーを感じた。