2019.4.4
河本結 初優勝を再度、実感
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第1日
困難を楽しみに。そして、奮起の材料とすることは、一流選手の条件だろう。注目の河本結は、「タフな1日でしたが、難しいセッティングに、ワクワクしました」と瞳が輝く。前週、トーナメントレコードを打ち立て、ツアーVを果たした。それにしても、優勝経験がこれほど、選手を変えるものなのか。改めてわかった第1日である。心から、プレーすることが楽しい。言葉の端端からにじみ出てくる。「1Wの調子が良かったので、セカンドショットが打ちやすい。前半は流れが良く、後半は大きなミスはなかったけど、突風が吹いてボギーが出ました」と客観的に話す。
ワールドランキング、賞金ランキングなど、様々なランキングが急上昇。ただし、数値化されたものよりも、優勝を実感した出来事があった。第1日のペアリングである。「上位選手と、ラウンドできるペアリングへ入れてくださった。本当に、うれしかったです」と満面の笑み。そして、続けた。「(成田)美寿々さんは、日体大の先輩。とても、やさしく、アン(ソンジュ)さんも気軽に声をかけてくださったので、リラックスできました。きょうは先輩たち、メンバーに恵まれました」という。
その上で、「アンさんはパッティングがあまり入っていなくても、2アンダーでした。成田さんは、調子が良くないとおっしゃっていた。だけど、上がってみると私と同じスコアです。おふたりのプレーを見て、勉強させていただきました。一流選手だからこそ、後輩にもギスギスせずに向かい入れてくださる。私も、そんなプロゴルファーになりたい」。トッププロへのステップは、厳しく楽しい。
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