2019.4.26
勉強中・ジャンジェナリン 初Vへ王手
2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第3戦『九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円) 大会第2日が4月26日、佐賀県武雄市・武雄ゴルフ倶楽部(6,230ヤード/パー72)で行われた。2018年の最終プロテストで合格したジャンジェナリンが、通算5アンダーで首位へ浮上。1打差の通算4アンダー、2位タイに九州出身の井上りこ、東葵、2試合連続優勝がかかるヌック・スカパンが続く。(天候:曇り 気温:16.4℃ 風速:4.6m/s)
中国出身のジャン ジェナリン。昨年からステップ・アップ・ツアーに参戦し、今大会で15試合目。2週間前のHanasaka Ladies Yanmar Golf Tournamentで、9位タイになったのが最高位だ。前週は、KKT杯バンテリンレディスオープンで現地ウェイティングを行ったものの、出場機会に恵まれなかった。しかし、現地へ滞在して、仲の良いペソンウのプレーを観戦。また、上田桃子、有村智恵、葭葉ルミ、原英莉花などのプレーを目に焼きつけている。
「私はアドレスをしてから迷いがあったけど、皆さんのプレーは迷いがない。前週、そのポイントに気がつき、今大会から取り入れています。おかげで、ショットがそれほど良いわけではないけど、昨日はノーボギー。きょうも、スコアを落とすことなくラウンドできた」と好調の要因を話した。
研究熱心な姿勢は、この日も同じだ。きょうもプレーしながら、同組の選手を観察したそうだ。「日本のツアーでプレーする以上は、日本の選手のプレーを見ることが大事。福田侑子さんのボギーの後の気持ちの切り替え方、山本景子さんは、スイングスピードがあってうらやましい。きのうの好スコアを私なりに分析しながらラウンドしていました」。
読書が好きで、移動中は没頭する。「今、蒋介石の本を読んでいます。以前はモールス信号の本を読んだこともある。ジャンルにとらわれず、好奇心をもって」と話す姿は、とてもチャーミングである。初優勝がかかる最終日、「あすも優勝したヌック(スカパン)のゴルフを学びたい。東葵さんも九州出身なので、コース戦略をじっくり観察します。もちろん、優勝はしたいけど、あすも勉強ですね」。最後は「ありがとうございました」と、丁寧なごあいさつと、笑顔のおすそわけもいただきました。
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