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2019.8.30

岩橋里衣6打差の圧勝 ステップ初V

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第14戦『山陰合同銀行 Duoカードレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が8月30日、鳥取県西伯郡・大山平原ゴルフクラブ(6,463ヤード、パー72)で行われ、暫定首位スタートの岩橋里衣が、通算12アンダーでステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。通算6アンダーの2位タイはサイペイイン。なお、LPGAステップ・アップ・ツアー規定により、賞金ランキングへの加算賞金は75%となった。(天候:晴れ 気温:28.6℃ 風速:3.1m/s)

 2位に6打差をつける圧勝劇。岩橋里衣は4メートルのウイニングパットを沈めると、右手を天へ突き上げる。「すごくうれしい。スコアボードを見たのは18番、第2打後に1度だけです。だから、トップに立っているのかなって感じがしただけで、楽勝ってムードではありません。最後のパットはラインに乗ったので、入ったと手応えがあった」。締めくくりも鮮やかだ。

 午前9時6分、第2ラウンドの競技を再開。この日は、2番のグリーンからプレーを行った。続く、3番でショットがさえ、バーディーを先行させる。ピンチはパー4の15番。第2打を左にひっかけ、グリーンを外す。第3打もいまひとつ。7メートルのパーセーブが残った。「ボギーでも仕方ない。でも、アプローチが真っ直ぐ落ちていったから、ラインはストレートだと思った。入ればいいなぁと気楽にストロークしたら、読みがピッタリ」。勝負勘もさえた。

 趣味は登山。2014年、7度目の受験でプロテストに合格したが、前年に富士山に登り「来年、落ちたらゴルフを辞めよう」と覚悟を決めた。「中国地方で、最高峰の大山の麓で勝てたことがうれしい。今週、大山に登ろうかなって、考えたけど登れなかった。だから、この大会で一番上に立てて良かったです」。マイペースで確実にステップアップする。うれしいステップ初優勝は、大いなる何かに導かれたのかもしれない。

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