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2020.9.10

青木瀬令奈 24パットとプロの原点を語る

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)第1日

 青木瀬令奈が6バーディー、ノーボギーの66をマーク。首位タイで第1日を終えた。この日はパッティングが絶好調。24パットは、全選手の中で堂々の1位だ。

 好調の要因について、「バーディーが先行したことがうれしい。それも3連続でびっくりです」。自身が「会心」と話したのは13番だった。ティーショットがベアグランドへ。いわゆる砂地へ入るアンラッキーでも、ライは悪くはない。残り103ヤードの第2打をPWでピタリと1.5メートルのスーパーショットを披露した。テンションが急上昇したわけだ。

 というのも、前2試合の第1日。ゴルフ5レディスではボギーでスタートした。また、ニトリレディスゴルフトーナメントでも第1日は、スタートの10番からボギー→ボギー→ダブルボギーとビハインドを背負っている。それだけに、今回は12番からの3連続バーディーは、ヤル気が3倍増だったに違いない。

 「今回は、心穏やかにプレーすることがテーマ。表情には出さないけど、感情の起伏が激しい。バーディーをとれば喜び、ボギーをとると怒ってしまう。しかし、今日はバーディーパットが外れても、やるべきことをやっているのならOK。そんな気持ちでプレーできた。基本的なことを徹底しました」とメンタルの違いをアピール。

 さらに、公式戦で絶好のスタートを切り、「JLPGA会員である以上、トップをとりたい試合です」と歯切れがいい。「選手権は、いろいろと教えてくれた大会。ルーキーキャンプでは、大会の裏側や運営してくださっている方々の苦労を知りました。また、11歳で大会のジュニアレッスン会へ参加。不動さんに指導を受け、最高でした。デモンストレーションがすごかったことを覚えている。深いラフへボールを置き、さらにボールが見えなくなるくらい深く押し込んだ状態からナイスショット。感動しました」。

 伝統の大会は、たくさんの知られていないドラマがあったのだ。不動裕理は23位タイ。世代を超えて同じフィールドでプロ日本一を目指す。これが、ゴルフの素晴らしさである。

(メディア管理部・中山 亜子)

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