2021.5.28
リハナ ステップ3勝目も逆転V
<Photo:Masterpress/Getty Images>
2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第13戦『ECCレディスゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が5月28日、兵庫県神戸市・北六甲カントリー倶楽部東コース(6,497ヤード/パー72)で行われ、リハナが通算5アンダーで逆転優勝を飾った。1打差の通算4アンダー、2位は小橋絵利子。首位スタートのアマチュア、川﨑春花は通算3アンダー、3位タイだった。
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リハナは今シーズン、ステップ3勝目。「うれしい。ファンの皆さんのおかげで優勝できました。いつも応援ありがとうございます」と、優勝インタビューで何度も何度も礼を繰り返した。
勝敗を分けたのは、14番。難度1位のパー4だ。ピンは、左端から4ヤードに切ってあり、第2打をフェアウェイ右サイドからピンを狙った。ボールはピン方向へ。しかし、少し大きい。グリーン左奥にこぼれた。「簡単ではないアプローチでしたけど、うまく入った。運がよかったです」。カップまで13ヤードを52度で、鮮やかなチップインバーディーを決めた。ちなみに、このホールのバーディー奪取は2人しかいない。単独トップに立って、逃げ切った。
昨年、ユピテル・静岡新聞SBSレディースで初優勝。1年が経って、日本語の上達も際立っている。「1勝目、2勝目よりスコアを意識せず、プレーに集中した。初優勝は18番でスコアボードを見たら、急にプレッシャーに襲われた。90センチのパッティングを外してしまいましたね」と戒めにしているそうだ。ステップの賞金ランキングは1位をキープ。2位以下に約400万円の差をつけている。「2019年、ステップ賞金ランク1位のスカパン選手も戻ってきた。私より上手な選手がたくさんいます。毎試合を大切にして、最終戦まで1位をキープしたい」と浮ついた様子はまったくない。
一方で6月は大一番がメジロ押しだ。ディフェンディングチャンピオンとして臨むユピテル・静岡新聞SBSレディース、最終プロテスト、賞金総額4,000万円のSkyレディースABC杯の3連戦。「忙しい。今年、プロテストが2回あるけど、6月で合格を決めたいです。私にとっては、これが今年一番の大事な試合」と気合を込めた。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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