2022.4.2
VS塩谷で上昇 青木瀬令奈『ワクワクする』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第3日
予想が的中。青木瀬令奈は最終18番のティーイングエリアに立つと、「ティーが、前に出ている。さすがだよねぇ」と、感心することしきりだった。誰に、感心したかといえば、今大会のコースセッティング担当の塩谷育代だ。
残り63ヤードの第3打を58度で、ピン右前1.5メートルにつけ、見事なバーディーフィニッシュ。後半、4バーディー、ノーボギーのラウンドで前日の11位タイから3位タイへ、ジャンプアップした。
「(塩谷さんのセッティングは)ワクワクする。前日、あすのピンポジションなどをシミュレーションすることがおもしろい」という。これがプロの了見。要はプレーを楽しんでいるということだ。
その上で、ベストプレーを解説してもらうと、6、8番のサンドセーブをあげた。
「6番は、右バンカーから25ヤードを58度で、17ヤードへ落とす。2メートルのパーセーブでした」
「8番も右手前のバンカー。ピンまで15ヤード、グリーンエッジまで10ヤードです。5ヤードのランを想定して、11ヤードの所へボールが落ちた。スピンがかかり、1メートルまで寄せ、パーをセーブ」。前日もサンドセーブは3/3で、100%と好調だ。しかも難度が高いバンカーだけに、さすがである。
一方で、こんな苦悩があった。「例年、この大会はものすごくグリーンが速い。そんなイメージが染みついている。でも、今年はグリーンが重めで、ちょっと打ち切れない。ショートすることが多いです」と話す。そこで、上りのラインは特に、「カップまで上っているか、を再確認している」そうだ。
慎重でも大胆な今大会。第1日こそパープレーに終わったが、この2日間は69と調子が上向いている。ちなみに、過去2勝は4打差を逆転した。最終日、最終組でプレーするテクニシャンの存在は、ちょっと不気味。もっとも、ご本人は、「あしたも60台を目指す」と、VS塩谷へご執心だった。
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