2022.9.18
吉田優利は惜敗『流れをつかみきれなかった』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
第53回住友生命 Vitality レディス 東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)最終日
一度は逆転しながら、吉田優利は再逆転を許した。どんな時でも、常に笑顔で対応していたが、この日ばかりは悔しさをにじませている。そして、後半のプレーを振り返ると、大粒の涙がこぼれた。「バック9で、ボギーを叩くのは優勝争いをしている時、致命的なミスです」と敗因を語った。
さらに、「ミスをするタイミング、流れをつかむ一打をものにしていたつもりだったけど…。結果がこれ(1差の2位)ですから、つかみきれていなかった」と振り返る。
パー3の11番でバーディー奪取。混戦から一歩抜け出したが、「もっと、スコアを伸ばしたかった」と、より攻撃的なスタイルへ変ぼうを遂げた。しかし、攻撃にはリスクが伴う。14番、痛恨のボギーを叩いたが決して、守りに入ることはなかった。
終盤、16番で同組の尾関彩美悠よりも先にバーディーパットを沈めている。が、逆に決め返され、一進一退の攻防戦。「尾関さんは体形が細くても、私より飛距離が出るホールがあった。しかも、アグレッシブでパッティングもしっかり打つ。そういうところがいいなぁと思った」と話した。
昨シーズン、ルーキーながら、楽天スーパーレディース、ゴルフ5レディスで複数回優勝を果たしている。それだけに、今季の2位4回の成績が物足りない-と痛感。「この試合で何かひとつ進化できるように、何かを取り入れるのもありかなぁ」と、どんよりと垂れこめた空を見上げた。『失敗は成功の母』。理論派で常に前進を続けることを身上としている。
この悔しさは次週、晴らせばいい。それが収穫の秋というものだ。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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