2023.9.8
快眠が生み出す好プレー 西郷真央、好位キープ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)第2日
ギャラリーはもちろんのこと、予選ラウンドの2日間、同組でプレーした青木瀬令奈までが、西郷真央の完全復活を言葉に。「(不調を)あれだけの短期間で克服してきた。これが、心の強さの表れでしょうね」と、我がことのように喜んでいる。
前日に続き、安定したショットが際立った。通算8アンダーへスコアを伸ばし、待望の公式競技制覇へ視界が広がっている。「パッティングが決まらない。チャンスはたくさんつくった。あとひと筋や、カップに蹴られたりして・・・。決まりそうな距離でも、です。でも、積極的に狙い続けた。だから、プレーの内容はすごく良かったと思います」と振り返った。
だから、よけいに最終9番のバーディーフィニッシュがうれしかったのだろう。もっとも、これは絶対にカップインさせなければならないシーン。残り90ヤードの第3打を1.5メートルへ運んだ。慎重なバーディー奪取である。ホールアウトすると、満面の笑みを浮かべた。
「ようやく、コンディションに慣れて・・・」。安堵のため息が漏れる。前日は後半組。時間を経るにしたがって風の強さが増した。特に海越えの名物ホールのひとつ、パー3の12番は-。「突風が吹いてきた。あの風を一度は全員に経験してほしい。そんな話を私の組ではしていましたね」と話した。
一方、こんなことも。取材が終わると19時近くになっていた。すぐさま、走るようにしてクラブハウスをあとに。何をいったい、急いでいたのか。この日、その理由を明かした。
「きのうは、とてもハードな一日。どうしても睡眠時間を確保したかった」と話す。さらに、「私は眠れないと疲労が抜けない。8時間がいいけど、7時間半は睡眠をとることができた。ホテルへ帰ってもすぐに眠れるわけがない。部屋で少しゆっくりしてから・・・」。
そして、「ヤクルト1000はめちゃくちゃ、いいですよ」と、意外なおまけがついた。笑顔が多く、とてもリラックスしながらの取材。海外、国内に限らず、枕とベッドへ敷くマットは必ず持参する。人間、人生の3分の1はベッドで過ごす。睡眠もおろそかにしない。
(青木 政司)
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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