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2024.9.6

36H唯一ノーボギー 竹田麗央が首位キープ

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン公式競技・第2戦『ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)大会第2日が9月6日、沖縄県名護市・かねひで喜瀬カントリークラブ(6,670ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの竹田麗央が、この日も好調をアピール。通算13アンダーにスコアを伸ばした。3打差の通算10アンダー、2位は岩井明愛。山下美夢有が通算9アンダー、3位に浮上した。
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《グリーン=スティンプ:9 3/4フィート コンパクション:23mm》

 冷静沈着。竹田麗央の第2日は、つけ入るスキを見いだせなかった。脅威的なスコアの翌日は、思い通りのプレーができない-といわれている。

 ご多分にもれず、前日とは違って前半は2バーディー。ショットの精度もいまひとつだった。しかし、後半に入った12番。「第1打の直後、原因がわかった。12番のフェアウェイは狭い。うまくいけば2オンが狙えます。でも、うまくいかなかった。ちょっと力んでいるなぁ。13、14番で上体の力みを修正。下半身から-を心がけました」。

 15番、残り116ヤードの第2打を9Iでピン1.5メートルへ運んだ。もちろん、バーディーである。そして、続く16番は第2打を54度で3メートルへつけ、連続バーディー奪取する。さらに最終18番は、第2打をグリーン右手前の花道へ。ピン1メートルに寄せて、気持ちの良いバーディーフィニッシュを演出した。残り4ホールで3バーディー。実に見事だった。

 「きょうは、85点です。きのうからのマイナス15点は、パー5の第1打で精度が落ちたこと。また、他にも第2打でチャンスをつくることが少なかったからです」と、厳しく採点する。


<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

 前夜は午後10時にベッドへ入った。「去年まで、次の日のプレーを思い描き、シミュレーションをしてから寝る、がルーティン。でも、考えてもその通りには、うまくはいかない。やらなくても一緒だなぁと思い直し、今年からやめた」そうだ。「ゴルフで脳も、体力も使っています。だからすぐに眠くなってしまう」と続けた。

 この日のスタート前、前半組がスコアを伸ばしていることを確認。しかし、「きのうは、本当にパッティングが決まっていた。きょうはそうはいかないでしょう。バーディーがこないことを覚悟。だから、パー5で(バーディーを)とれればいい、とだけ考えました」と控えめだった。

 そんな心持ちでいたことが、出場選手でただひとり、ノーボギーラウンドを持続できたことの要因でもある。「あと2日、より気を引き締めていきます。順位を気にしない。ワンプレーに全集中する」と、言葉にして、自身へ言い聞かせた。

 驚くのはプレーだけではない。取材時の対応も。「思ったこと。感じたことを素直にいえるようになった。皆さんのおかげです」とほほ笑んだ。好感度まで上昇させた。その資質は、無限大-。

(青木 政司)

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