JLPGA大逆転－連覇達成　佐久間MVP

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　国内プロゴルフツアー対抗戦『Hitachi 3Tours Championship』（賞金総額:5700万円/優勝チーム:3000万円　2位:1500万円　3位:1200万円）が12月8日、千葉県千葉市・京葉カントリー倶楽部で行われ、JLPGAが大会連覇を達成。竹田麗央（初）、小祝さくら（6）、桑木志帆（初）、河本結（初）、古江彩佳（初）、佐久間朱莉（初）のフレッシュなJLPGAチームは通算8回目のVを劇的な大逆転で飾った。

　ファーストステージでは、3ポイントの3位と出遅れたJLPGA。しかし、各ペアがひとつのボールを交互に打つ、セカンドステージのオルタネート方式では、抜群のコンビネーションを発揮した。各組で1位となり、計18ポイントを獲得。計21ポイントで2位JGTOに3ポイント差をつけた。大会MVPには、佐久間朱莉が選出されている。
（天候：晴れ　気温：11.3℃　風速：2.2m/s）
《グリーン＝スティンプ：13 1/4フィート　コンパクション：23mm》

佐久間朱莉＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

佐久間 朱莉=大会MVP
　「いいプレーをギャラリーの皆さんに、お見せできた感じはあまりありません。でも、このすごい大会でMVPはいただけたことはすごくうれしい。また、JLPGAチームとして戦えたことが光栄です。初出場だけに、よけいそう思いました。すべてはチームワークのおかげかなぁ。
　また、男子プロの皆さんとプレーができて、飛距離やリカバリーショット、グリーンまわりのアプローチのテクニックなど、すべてが勉強になることばかり。それにしてもきょうは、幸せな一日でした。25年はツアー初優勝が目標。そして、オフには、この大会に出場できるように努力をします」

小祝さくら＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

小祝 さくら
　「このメンバーで優勝をすることができた。本当にうれしい。ウイニングパットは、みんなが精いっぱいのプレーをした結果。だから、私が最後に打つのは申し訳なくて…。また、最終ホールでグリーンに上がる時、チームの皆さんが待っていてくださった。最高の気分です」

竹田麗央　小祝さくら＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

竹田 麗央
　「すごくうれしい。初出場のため、いつもの試合とはプレー方式が違う。ちょっと難しかった。でも、(小祝)さくらさんとのコンビで、私のために打ちやすいポジションを選んでくれるなど、サポートしてくださった。ありがたいです。
　25年はUSLPGAツアーへ挑戦。シーズンを通してけがをせずに各試合で全力を発揮することが目標。たくさんの経験ができることを楽しみにしている」

古江彩佳＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

古江 彩佳
　「初出場。以前、チャンスはありましたけど、USLPGAツアーのQTと日程が重なり、出場することができなかった。ということで、改めてこの試合に出場できたことを本当にうれしく思います。また、アメリカでプレーしているにも関わらず、JLPGAチームの一員として戦えたことが幸せ。今年は良いシーズンでしたけど、25年は、まず1勝－を目標に全力でプレーする」

河本結＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

河本 結
　「ようやく、この大会に出場できた。今年一年、精いっぱいのプレーをして本当に良かったと実感している。前半、コンビを組んだ古江さんがちょっと遠慮をしているようなショットを見て、後半はお互い、遠慮するのをやめようと話した。ミスをしたらお互いがカバーすればいい。それがバッチリ。
　優勝に貢献でき、すごくうれしい。女の底力を見ていただきました」

桑木志帆　佐久間朱莉＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

桑木 志帆
　「JLPGAは、どのチームもお互いの持ち味を発揮できそうな素晴らしいペアリング。ただ、男子プロと同組でプレーすることがありません。それだけに、迫力がすごかった。そして、ショートゲームがとにかくお上手です。もうひとつ、ショットでボールを曲げても、リカバリーがすごい。勉強になりました。
　初出場ですけど、今季の目標としてきた試合です。出るからにはやはり、優勝をしたい。本当にありがとうございます。
　25年は、まず1勝。それができたら複数回Vを目指し、オフにしっかり準備をします」

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞