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2015.6.27

佐藤靖子と大江香織。それでもロングシャフトを使う!

『アース・モンダミンカップ』 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 3日目

 ギリギリレディースが躍動! 首位に立った日本人選手は、いずれもロングシャフトパターを愛用中。この魔法のアイテムとも今年限りで別れを告げなければならない。2016年からアンカーリングが禁止されるから。佐藤靖子は、「序盤、パッティングのタッチが合わずに、気持ちの悪い外し方をしていた。グリーンが重かったせいもあるけど、よく粘りました」と話した。長尺パターを使用したのは、2010年からショートパッティングイップスに悩まされていたことが、きっかけ。

 「ギャラリーに見られていると思うだけで、手が動かない。どうストロークしたのかも、記憶になかったほどでした」といい、「12年、たまたま矢部昭プロが使用しているのを拝見して、ダメ元で使うように。思った以上の効果がありました。私は今年いっぱい、長尺で行きます」と語った。イップスは精神的な職業病。来年以降は、もちろんレギュラーシャフトのパターを使用する。そこで、佐藤は2週前から、独自にメンタルトレーニングをスタートさせた。「『サントリーレディスオープン』の期間中、コンビニエンスストアで購入した1冊の本がきっかけ。タイトル? 今、思い出せないけど、私の思考がガラリ一変。おかげでポジティブになり、プライベートを含む、すべてのことに感謝の気持ちをもつことができる。ギャラリーの皆さんへ、私のプレーをみていただき、ありがとうございます、ですよ」。ボルテージが上がってきた。

 一方、大江香織もイップスが原因で、長尺→中尺へスイッチ。「使えるまで、使う」と。さらに、ゴルフはメンタルが第一というようなエピソードを明かしている。「きょうのプレー? あまり覚えていないけど、良かったと思う」。目前の1打に集中している証だ。今大会の開幕前、「コーチから12アンダーは行きたいねと、いわれました。考えてみれば、私のベストスコアは今年の『リゾートトラストレディス』で出した、10アンダーが最高。ということで、1日3アンダーが目標で、4日間競技だから、12アンダーです」。それだけに、無欲をアピールした。「優勝? 全く考えていない。自分の目標をクリアすることだけに最終日は集中します。とにかく、足元をみて」。最終日、未体験ゾーンへ突入する大江は、ホールアウト後、入念にパッティング練習を行っていた。


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