鈴木愛は100点満点　鬼門の第１日を見事クリア

＜写真：Masterpress/Getty Images＞

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース（長野県） 1日目

　「100点」の自己評価。自分に厳しい鈴木愛が、珍しく満点を与えた。これまで鬼門といわれた第1日を65の好スコアでクリア。「だんだんショットがかみあってきました。とりあえず、パーオンすれば、バーディーのチャンスがある。パッティングの調子が相変わらずいいから」と口調も滑らか。そうはいっても、前週の『ｍｅｉｊｉカップ』は最終日、猛チャージを披露したが、プレーオフで敗れた。今季2度目となっただけに、「何で勝てないのだろう、と悔しさばかりが残った」そうだ。しかし、自宅へ戻り、さまざまなプレーを振り返ると、「難しい状況でも5アンダーで回ることができた。いいプレーができたと思う。勝負には運と不運がつきもの。気にしなくていい、と割り切ることができました」。新たな気持ちで今大会へ臨むことができたという。

　また、『ｍｅｉｊｉカップ』の練習ラウンドでは、福嶋浩子と回って、さまざまな質問を。「どんな相談にも答えていただきました。第１日にスコアが思い通りに出ないことにも、『たとえば、バーディーをいくつ獲るなど、明確な目標を立てればいい』と。きょうは60台のスコアを出すことが目標でした」と明かした。前日は、プロアマ戦の表彰式へ参加した後、雨の中、夕暮れまで最後まで居残っての調整。努力を積み重ねれば、運も味方をする。だからこその100点だった。