2025.7.19
仲村果乃と佐藤心結が通算12アンダーで首位に並ぶ
2021.4.4
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)最終日
あとひと筋の明暗。プレーオフ進出をかけた山下美夢有、7メートルのバーディーパットはカップの左を抜けていった。しかし、大事なパーセーブが残っている。1.5メートルをおろそかにするわけにはいかない。「優勝はできなかったけど、すぐに気持ちを切り替えて集中した」という。
初Vと完全Vをかけた最終日。目標は「笑顔で18ホールをプレーする」だった。1番、ミスを帳消しにする18メートル、4番の17ヤード、13番では20ヤードのチップインバーディーを決めるなど、その内容は実にドラマチック。
ただし、アンダーパーの70でプレーしたものの、初優勝の美しいシーンは次戦以降にお預けとなった。それだけに、終盤の17番でボギーは少しだけ悔やまれることに。「ピンの左へ打って行こうと思った。それがミスショットで右のバンカーへ。4メートルのパーパットが入らなかったです」と振り返り、「きょうのプレーは90点。マイナス10点は、ここ一番を決めきれなかったことでした」と話した。
とはいうものの、シーズンの目標としてきた賞金シードへ、大きく前進。昨年のスタート、3試合連続で、予選落ちを喫したことをふまえれば、確実な進化の軌跡がうかがえる。それでも、現状ではシード確定とはいかない。第1回リランキングをクリア。フルシーズン出場が約束されたとまではいかない。
「2位はこれまでの最高成績。でも、課題がたくさんあります。ここで終わりではないし、またトップを目指して、次週から」と、満面に笑みをたたえた。18ホールだけではなく、公式会見の笑顔も、満点-。
(メディア管理部・中山 亜子)