2015.11.13
イボミ、圧巻の65で首位スタート! 悲願へ急加速
<写真:Atsushi Tomura /Getty Images>
2015年LPGAツアー第35戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月13日、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6,639ヤード/パー72)で開幕した。初日の目標を、「目の前の1打に集中」と宣言したイボミ(韓国)がその言葉通りに、7アンダー、65をマーク。初の賞金女王へ向け、単独首位に立った。1打差の6アンダー、2位タイは堀琴音、そして、賞金ランク2位のテレサ・ルー(台湾)。2日目は、最終組でイVSルーが直接対決する。(天候:曇り、気温:16.6℃、風速:2.7 m/s)
賞金女王の足音が聞こえてきた。悲願のタイトルへ、また1歩-。1イーグル、5バーディーの内容に、「久しぶりに楽しい1日でした」と、イボミはうれしそうに口を開く。とりわけ、ビッグスマイルを浮かべたのは、10番。残り95ヤードを51度ウエッジで打った第2打がカップインした。これが意外にも、今季初のイーグル奪取。「前週のプロアマ戦でイーグルをとりました。でも、試合では初めて。やっぱり、うれしいです。打った時は、全く期待していなかったけど、ポンポンとボールが弾んで、うまく入ってくれましたね」と言葉が弾む。ティーショットでフェアウェイを外したのも、わずかに1度。「もっとバーディーチャンスがあったけど、それは明日にとっておきます」と気を引き締める。
というのは、賞金ランク2位のテレサ・ルーが1打差の2位につけているからだろう。加えて、2日目は最終組での直接対決。「テレサ? 負けたくない」と気合を込めた。同組で2人がプレーしたのは、過去12回。単純にスコアでいえば、通算でイの4勝8敗、今季は1勝4敗だけに、相性が良いとは言い難い。ただし、賞金女王に関しては、イが今大会を含めた3試合で、6,960,623円以上を獲得すれば、タイトルが確定する。大逆転があるとすれば、ルーの3戦全勝が最低条件。絶対的なアドバンテージを握っているものの、それではプライドが許さない。「あすは雨が降る予報が心配だけど、ショットの調子がすごくいいから、自信をもっていきます」。頂上対決。これは見逃せない。
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