2位タイも収穫十分の鈴木愛　『ボミさんを止めたい』

＜写真：Atsushi Tomura /Getty Images＞

大王製紙エリエールレディスオープン　五浦庭園カントリークラブ（福島県）最終日

　この日、4バーディー、1ボギーの69。今大会、2年連続で2位タイに終わったが、鈴木愛は満足そうな笑みを漏らした。「この4日間で、最終日は感触がすべて良かった。やっといいゴルフができましたね。パッティングでボールの転がりもいい。これで、ようやく戦える態勢ができた感じです」。しかし、イボミに楽々とひとり旅を許したことが悔やまれるという。「後半、グンと調子が良かっただけに、もうちょっと、プレッシャーをかけられたかもしれない。残り3ホールも、全てバーディーチャンス…。悔しいけど、『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』にとっておきます」と前向きだ。悩みに悩んだパッティングだが、手応えがあったのは、昨年の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』優勝時のものだった。「このパターで最終戦を戦います。もう、そろそろボミさんを止めたい。プレーしている方だって、おもしろくありませんからね」と最終決戦に賭ける。