2015.11.28
第3日、ベストスコアの酒井美紀は自然体が持ち味
<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 3日目
ジワリジワリと浮上する。これが酒井美紀の勝負哲学だ。常に控えめ。この日もまた、身の丈を心得ていた。「コースというより、ピンポジションがとにかく難しかった。でも、第2日までと違い、風があまり吹かなかったことが助かりましたね。きょうは、ショットはもちろんですけど、パッティングのフィーリングがとても良かった」という。アマチュア時代、当コースで開催された第49回日本アマチュア選手権で、準優勝の実績がある。ということで、「このコースは嫌いじゃない。好きです。だから、3日間、耐え抜けたと思います」と話した。そして、各選手が課題にあげる高麗グリーンも、「傾斜や芝目を見ていれば平気です」と頼もしい。
支えているのは、ショットの正確性だ。「プロになってから、ドライバーではOBがない」と自信を持って答える。唯一のOBは昨年の『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』第2日の5番、1度だけだ。「第2打の距離を間違えました。50ヤードのところを、100ヤードと勘違いして、7Iでナイスショットしたら、グリーンを超えて、ダイレクトでOBゾーンへ、一直線でした」と笑っていた。そんな余裕がある。ただ、最終日に関しては、「すごい人ばかり。ここ最近、ベスト10フィニッシュがないので、とりあえず10位以内が目標です。欲をかいたらワナにはまります。私は、チャンスが来るのを待つだけです」。果報を耐えて待つ。
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