基本を忘れず、不調をカバー　新成人・永峰咲希の誓い

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）　1日目 

　日に日に高くなっていく、プロ3年目の期待。それがわかっているから、永峰咲希は、どんな状況でもベストを尽くす。「久しぶりの試合で緊張しました。でも、アイアンショットが不調で、気をつけたのはゴルフの基本。手前から、手前からです。各ホール、横風が吹いていたから、スイングがはやくなり、リズムが狂ったのかもしれません。私の持ち球はドローで、風にぶつけないといけないとか、いろいろ考えすぎたのかも…。要は、気の持ちようです」。今大会は初出場だ。昨年は出場資格がなく、現地ウェイティングを行ったが、チャンスは訪れなかった。

　「運があれば、と思ったけど、やっぱり悔しい。練習ラウンドだけを行った。その時の印象では、かなり難しいと思ったけど、今年はそれほどとは感じないのは、去年のツアーで多くの経験を積んだからでしょう」と分析した。今オフ、もっとも楽しかったことは? の質問に、「宮崎でゆっくりできたことです」と話したが、突然、「ビッグイベントを忘れていました。成人式です。母の晴れ着で出席。うれしかった。同時に、2016年は絶対に優勝すると改めて、誓いました」。チャンスは、いきなり開幕戦でやってきた。