上昇一途の福田真未　『今季最大のショット』

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン　中京ゴルフ倶楽部 石野コース（愛知県）2日目

　待望の完全復活宣言が飛び出した。「今季最大のショットです」。身振り手振りを交え、福田真未が言葉を弾ませる。ついに、約1年6カ月、悩み続けたショットの不調が解消したのだから、スキップでもしたい心境に違いない。ロフトを2度立てたニューアイアンが威力を発揮中だ。「実は、前週も調子が良かった。地元福岡での試合で私、本当に気合が入っていました。でも、逆にそれがプレッシャーに変わり、不眠症へ陥るなど、結果だけをみれば自滅した形です」。　

　なるほど、『ほけんの窓口レディース』は第2日、終盤の5連続ボギーで予選落ちを喫した。故郷に錦を飾るのは、来年までお預けに。ただし、福田はガックリとくるよりも、つき物が落ちた－そんな印象を受けた。今大会の2日間は、「今まで苦手のコースにもかかわらず、全く悪いイメージがない。調子がいい証拠だと思う」。ということは、悲願の初優勝も視界に入ってくる。「もし、優勝できるとすれば、爆発的なスコアが出るでしょう。客観的にみて、私は一気に行くタイプだと思います」と、自己分析しながら、密かにシナリオを描く。