決勝Rで日の丸を背負う、笠りつ子『パッと行く』

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）2日目

　順位は6位といっても、首位とは7打差。笠りつ子がいつになく厳しい表情で語る。「残り2日間、ある。パッといけばいい。決勝ラウンドは日本代表のつもりで戦います。韓国勢がまた上位にズラリといますから」。今季は、ここまで賞金ランキング5位と好調だ。前週は休養して、「自分磨きの1週間」だったという。「スパへ行って、おいしいものを食べた。それから、ネイルアートも新しくしましたよ」とスマイルマーク、ドットデザインなどを施された両手の指を披露。一方で、足を運んだトレーニングジムで、男子プロの谷原秀人とばったり会い、パッティングのレッスンを受けた。

　また、今週8日は、テレビ解説のために訪れている森口祐子からも指導を。「パッティングが本当に良くなった。どんなことを教えていただいたかは、秘密ですけどね」と前置きし、「私は本当に恵まれているなぁと感じる。困った時、苦しい時はいつもどなたかが声をかけてくださった。森口さん、片山(晋呉)さん、谷原さんや、古閑(美保)先輩…。ありがたいです。だから、結果を出すことがお礼になるでしょう」と力を込めた。周囲から声をかけられるのも、笠が徳を積んでいる賜物だろう。