2016.7.30
プロ2年目の本領発揮 岡山絵里が来た!
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2016年LPGAツアー第21戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会2日目が7月30日、山梨県南都留郡鳴沢村・鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード/パー72)で行われた。この日、通算7アンダーで首位へ浮上したのはツアー初Vを目指す、岡山絵里、青木瀬令奈の2人。1打差の通算6アンダーにささきしょうこ、アンソンジュ、ジョンジェウンが続いている。
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2年目の進化を証明するのは、やはり実績をあげることだ。プロテスト合格から1年が過ぎ去った岡山絵里が、言葉に力を込める。「私が優勝です。勝ちます。それだけを考える。弱気にはならない。だって、勝てないと思っていたら、絶対に優勝はできないと思っています」。プロ2年目とはいうものの、今シーズンはツアールーキーだ。経験がものをいうこともある勝負の世界だが、勢いで勝負できる若さは何ものにも代えがたいものだろう。この日は、1番で3メートルのバーディパットを沈めて、幸先の良いスタート。一気に気分が良くなった。
「ここ数試合、ショットが良くてもパッティングがサッパリ。何で入らないのだろう? そんなことばかりを考えながらプレーしていたら、ショットまで悪くなった。当然、バーディーもこなくなる。だから、きょうはスタート前から、たとえパッティングが外れても、気にしないで行こう。何でもカップインさせるより、ゴルフは楽しく-を徹底した。それが良かったのだと思う」
圧巻はパー5の18番。2オンに成功して大ギャラリーを驚かせ、右手前から12メートルのイーグルを決め、どよめかせた。「できることをしっかりやった結果。ミスをしたら、その時に考えればいいわけですからね。だけど、イーグルは気持ちが良かった。最終日も守りに入らない。狙います」と宣言している。
今大会の開幕前日。岡山は同期の87期生、ささきしょうこ、武尾咲希と練習ラウンドをともにして、思い出話に花を咲かせたという。「やっぱり、同期はいいです。みんなで刺激しあえたら最高でしょう。優勝争いは今回が初めてだけど、私が1番最初に勝ちます」とボルテージが上がった。手にはメガネのミサンガを。それから髪の色をひんぱんに替えるのも岡山のファッションアピールだ。「1ヶ月に1度のペースで、美容院でカラーをします。なぜ? うーん、趣味だから。よく、周囲には毎週、髪の色が違うといわれるけど、きっとカラーが抜けてしまうからでしょう」。
強心臓が売り物のツアールーキーが、日本の夏をさらにヒートアップさせるのか。やっぱりゴルフはおもしろい。
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