2016.9.10
3rd day プラスワン~石川明日香~
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 登別カントリー倶楽部(北海道)3日目
ルーキーキャンプも3日目を過ぎた。この日の仕事を終えた、石川明日香は、安どのタメ息を漏らす。そして、ひとこと。「毎日が、緊張の連続。ボランティアの皆さんのご苦労、有難さがわかりました。今日まで、最も印象に残ったのは、スコアラー。終わった後に、松森彩夏さんがありがとう-と握手をしてくださった。すごくうれしい。一生の記念にします」と振り返っている。
今年のプロテストで合格。デビュー戦は、ステップアップツアー『山陰合同銀行 Duoカードレディース』だった。目標を5位以内と設定したが、好調が続き、何と初Vを飾っている。「たまたまです。運が良かっただけ」と照れくさそうに笑っている。というのは、アマチュアだった2015年、初めて体験した『ニチレイレディス』が貴重な財産に。「予選落ち。それも最下位です。トッププロとご一緒にプレーをして、1Wをまっすぐに飛ばす。アイアンショットでボールを止める。目からうろこが、何枚も何枚も落ち。最下位で落ち込むよりも、練習が楽しくなり、少しはうまくなったかなぁ、と思う」。
プロを目指したきっかけは、横峯さくらとのツーショットだ。スタジオアリス女子オープンでは、そんなイベントを毎年実施中。「父と、午前3時ぐらいに家を出て、並びました。横峯さんは、とてもやさしく接してくださった。本当はサインが禁止だったけど、『ないしょだからね』。見えないところで、サインを書いてくれたんですよ。私は、あの時、プロゴルファーになる、と思った」という。
ソフトバンク・ホークスの王貞治会長は巨人ファンだった幼少時代、後楽園球場の関係者出入り口で、スター選手のサインをもらうことが観戦同様、楽しみだった。ところが、次々に出てくる選手は素通りしてしまった。がっかりしていると、「ぼくで、いいかい」と、やさしく声をかけたのが与那嶺要さん。その感激を忘れずに、せっせとペンを走らすことが日課になった。
石川へ、プロになってファンは増えましたか? と質問すると、「いないでしょう」と即答。でも、ちょっと考え、「しいていえば、両親と弟、それから祖父母がいました」とはずかしそうにいう。さて、先物買いを含め、一般ファン1号は、誰…。
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