2025.6.20
「Hello,Golf!社会科見学プログラム」at ユピテル・静岡新聞 SBS レディース
2017.3.10
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 土佐カントリークラブ(高知県)1日目
ここがシーズンのターニングポイント。優勝こそないものの、鈴木愛は今大会と相性がいい。16年が1打差の4位、15年は2位。慣れ親しんだ故郷、四国のコースは、「目に見えないパワーがある」と力説する。「今年は前半戦で2、3勝したい。年間5勝が目標。その意味で今回が勝負です。弾みをつけるためにも…。私は、アップダウンがあるコースが得意ですし、欲しいものがある」と意味深に話しながら、ウフフと笑った。
てっきり、欲しいものとは、優勝かと想像したが、優勝は優勝でも副賞を狙い撃ち。「メルセデス・ベンツに乗りたい。私はプロゴルファー。どうせなら、勝って手に入れます」と気合が入る。いかにもこのあたりが、らしさだ。同時に、目前にターゲットがあれば、より勝負強さが増す。この日は4バーディー、ノーボギーのラウンドだったが、「あと3つは伸ばせるチャンスがあった」とも。
今季はプロ5年目を迎えた。前週のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは、初めて予選突破を果たしたことも、進化のひとつだろう。不得手を補い、いざ、勝負の今回。「ダメかなぁ、と思っていたパッティングがきょうは、予想以上に良かった。あとはドライバーショットだけですね」。18番に置かれたメルセデスを横目でチラリとみて、練習場へ向かった。