2025.6.20
「Hello,Golf!社会科見学プログラム」at ユピテル・静岡新聞 SBS レディース
2017.11.4
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)2日目
ひらめきの連続。上田 桃子は、この日を待っていた。7バーディー、1ボギーのチャージを披露。好調の要因を、「試合の時は、基本的に自分のプレーだけに集中する。でも、この大会は1年に1回。来日した選手のいいプレーを刺激にしたい。参考にしたい。そんな気持ちがあって、目から入ってくるものを取り入れる。大会1日目、同組でプレーしたユソヨン、ダニエル・カンはアプローチとパッティングが、すごく上手だった。もちろん、それ以外にも、私の前後でプレーする選手。練習場での各選手を見ています」と解説した。
特に世界ランキング1位のユは、上田から「さすが」の3文字が。「ショットからパッティングまで、体の軸がぶれない。きのう、それを確認した。パッティングでは、1ミリも狂わないようにヒットする。どうしているのか、と思ったら、プレー中だけではない。待っている時など、姿勢がすごくいい」という。ゴルフの上達のためには、生活習慣まで大いに気を配るスタイルは、上田も同じだ。
今大会2勝と相性の良さは、そんな秘密があった。また、闘志を倍増させる材料も。来季のANAインスピレーション出場権をつかむことだ。「日本の賞金ランキングで3位までに入れば、と思っていた。しかし、2位まで…。チャンスがあれば攻めていく」といい、NOBUTA GROUPマスターズGCレディースの優勝会見で語った、池へダイブする夢を改めて語っている。「あの優勝者が池へ飛び込むセレモニーは、純粋にあこがれです。もし、実現すれば、ゴルフをやめてもいいと思えるぐらい」。
なるほど、とてつもないインスピレーションの持ち主だ。