2018.3.2
Day 2 プラスワン~葭葉ルミ~
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)2日目
夢と希望の2018年。「300ヤードを飛ばすのが夢。それから、うまい-といわれる選手になりたい」と即答した。未知の能力を覚醒させる。今季で後悔しないため、最初に行ったのは素振りだ。「去年の大王製紙エリエールレディスで予選落ちしたことが、すごく悔しかった。最終戦のリコーカップにも出られない。帰宅して、すぐにバットを握り、素振りをしました」という。
素振りの効果は、誰よりも熟知している。2年前のヘッドスピードは42.0m/s。それが、日々の鍛錬で昨年は、ドライビングディスタンスナンバーワンになり、葭葉=飛距離というイメージを確立する。160センチ・56キロと体形が秀でているわけではない。すべてが努力の賜物だ。「今年、オフに計測すると、ヘッドスピードの最高が49.0m/sまで上がった。でも、試合では46.0m/sぐらい。飛距離を生み出すのは、やはりヘッドスピードです。いつかは、試合で300ヤードを出します。それが私の夢。室内のシュミレーションゴルフでは、何度か300ヤードを超えたこともありますよ」。Xデーは必ずやってくる。
一方、うまい選手については、こんな話を。「100ヤード以内のショートゲームがかなり良くなっている。1Wの精度がアップしているし、ただ飛ばすだけとは思われたくない。今年は、どのホールでも1Wを選択することはしません。アメリカツアーの選手がよくやるような、3Wでティーショットのシーンが増えると思います」と予告した。
それだけのことを言葉にできるのは、充実のオフを過ごした証明だろう。「今年も長崎のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで、飛距離アップ合宿をしました。雪が降るなど、かなり寒かったけど、キャリーで255ヤード近く距離が出る。「練習は苦しくても、結果が出るとうれしい。そういえば、釣りにはいかなかった。1月、台湾ツアーへ出場した時、ヤニ・ツェンさんと同組で回り、私の方がちょっと飛んでいたのは、うふふ…という感じ。プレーすることは楽しくて仕方がない」。
自宅はスカイツリーを望む東京・墨田区だ。飛距離は自慢でも、「高い所が苦手です。1度だけ、東京タワーへ行ったとき、怖くて壁伝いに移動していた。いつも、見上げるだけですよ」とため息をついた。
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