2018.4.7
逆転Vを目指す葭葉ルミ 『今までにない緊張感』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
スタジオアリス女子オープン 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)第2日
てやんでい、逆転だ。最終日は、葭葉ルミがキーパーソン。3打差をどう跳ね返すか。新たなスタイルを模索する。「上が見えている。追いかける立場として、今まで味わったことがない緊張感。そう考えると、すごく楽しみな最終日になると思います」。第2ラウンドは、いきなりピンチからスタートする。「ティーショットが風に乗って左の斜面へ。落ちてくるかなぁ、と思ったけど、ボールが止まってしまった。ちょっと運がないかなぁ……。3番も下の段から、3パットです」。
ひとつ間違えば、ズルズルといってしまう流れだった。それでも、この日は前日同様、忍耐の2文字。2018年のテーマに掲げた、「飛ばすだけではない。うまい、といわれる選手になる」を実践した。「昨日は、とても風が強かった。きっちりと対策を練っていたおかげで、読みが当たり、ティーショットがあまり曲がらずにすんだ。それと比較すると、今日はイメージが出しにくい。序盤に苦戦した要因だと思う」と分析する。とはいえ、この日は2バーディー、2ボギーのパープレー。「リカバリーが、うまくいった」とのひとことも加えた。うまいプレーヤーは一日にして誕生しない。積み重ねの賜物だ。
葭葉は東京生まれ。江戸っ子である。サバサバした性格で、たとえプレーがうまくいかなかった日でも、不機嫌のオーラをまとったことはない。「(鈴木愛は)パッティングが、すごく上手です。私も今シーズン、パッティングの調子がいい。うまく引っ張ってもらいながら、いいバーディーパットを打ちたいと思います」。13番、10メートルのバーディダッシュは、見事だった。年下の賞金女王・鈴木に敬意を表したものの、最終日は手をこまねいているわけはない。
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