2018.6.16
笠りつ子、5打差もビッグチャンス
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
ニチレイレディス 袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(千葉県)第2日
笠りつ子といえば、スピーディーなプレーが売り物。思い切りの良いショットメーカーである。しかし、この日は少しだけ、スタイルを変えたという。「(アンソンジュがスタート前に棄権で)今日は2サムで、しかもトップスタート。雨が激しかったし、(同組の)新海さんへ『ゆっくり行きましょう』と、声をかけた」。そうはいっても、小気味の良いプレーは、見るものをひきつける。カギとなったのは、5番だ。グリーンエッジから、8メートルを決めた。
「やっぱり晴天でプレーをすることが一番。でも、雨の日も悪いことばかりではありません。周囲の音が、雨音で遮断されるので集中力が高まる。前半は、パーオンすることに苦労したけど、後半ショットがとても良くなった。天候が回復したし、いいプレーをできたと思う」と振り返った。出場選手、唯一ノーボギーのプレーにその満足感が裏打ちされている。もちろん、首位とは5打差があるとはいえ、逆転Vが視界へ入ってきた。「ここは本当に難しい。チャンス?あります」と即答。
それどころか、クラブハウス前の売店を指差し、「あそこのフレンチトーストは絶品。この楽しみがあるから、頑張った。皆さんも、ぜひ召し上がってください」とPRをしていた。その言葉通り、なるほど、うまい。これなら、井之頭五郎氏にもおすすめ-。
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