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2018.8.23

平成最後の夏を、より熱く 新坂上ゆう子が首位

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第15戦『山陰合同銀行 Duoカードレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が23日、鳥取県西伯郡・大山平原ゴルフクラブ(6,463ヤード/パー72)で行われた。猛暑と強風は選手の大敵。新坂上ゆう子、山里愛が通算2アンダーで首位に並んだ。1打差の通算1アンダー、3位は山田成美、丹萌乃、アマチュアの垣優菜の3人。(天候:晴れのち曇り 気温:35.2度 風速:5.5m/s)

 ベテランの新坂上ゆう子が、首位に立った。「ショットは昨日と変わりなくいい。でも、パッティングが…。今日、私のキャメロンさんは機嫌が悪かった。打音がいまひとつ」と、スコアを落としても、しっかりとリップサービスをしていただいた。「最終組だったからか、安全パイでプレーをしたかもしれない。恥をかきたくない気持ちが、どこかにあったのでしょう。魂の入ったショットをお見せできないことが悔やまれた」と振り返る。

 そして、「午前中、同組で会話がなくなるほど、暑くて辛い1日」。最高気温36.2度と、2日連続で猛暑日だった。「9番ホールで汗がドッと吹き出し、集中力がなくなった。でも、同組の2人を見たら私より、もっと辛そう。後半、少し涼しくなって集中力が戻った。大崩れしなかったのは、成長の証です」と、詳しく1日を解説している。

 今年のルーキーが1歳の頃、新坂上はプロになった。LPGAツアーでは、2006年の富士通レディース4位が最高位。ステップ・アップ・ツアーも、2位が4回。13年、京都レディースオープンで、同組の永田あおいに、最終ホールで15メートルのバーディーパットを決められて、1打差で敗れたことがある。「体力、集中力が続くか。そこがポイント。平成最後の夏です。優勝を飾り、いい思い出にしたい。明日もまた、ラウンドができるし、ステップ・アップ・ツアーも続く。満足できるボールを打ち、いい音を響かせ、ホールアウトします」。

 聞き手の心へ響くコメントは、充実の証明だ。今年は大山寺の開山1300年にあたる節目の年。新坂上のメモリアルVにはふさわしいロケーションが整った。

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