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2009.11.28

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 第3日目

飯島茜がコースレコードに並ぶ65で一気に首位に。諸見里は3位に浮上

2009年度LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円 優勝賞金2,500万円)の3日目が宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6,508yard/par72)で行われた。

天候:晴れ、気温:19.1℃、風速:4m。風が強く、難しいコンディションとなった3日目。各選手が苦戦するなか猛チャージを見せたのは、トップと4打差からスタートした飯島茜。前半で5つスコアを伸ばすと、その後も勢いは止まらず、コースレコードタイの65をマーク。通算8アンダーで一気に単独首位に立った。3打差の2位には服部真夕。さらに1打差の3位タイには、諸見里しのぶと宋ボベ(ソンボベ・韓国)が続いている。賞金女王争いを繰り広げている横峯さくらは通算3アンダーの5位タイ。有村智恵は通算2アンダーの8位タイ。

「今日はパッティングが迷い無く打てました。昨日と違って、アイアンの距離感も合っていましたね」と完璧なゴルフを振り返った飯島。今季は不調が続き、先週の試合で出場資格ギリギリの25位に入り、ようやくこの試合にこぎつけた。そして迎えた初日は1組2人ずつのラウンドで飯島はトップスタートとなり1人でのラウンド。「一人で回って、リズムが作れずに寂しかったです」と最初の5ホールで4オーバーの大乱調。しかしその後は“もう一人で回りたくない!”と闘志を燃やし、3日目終了までに16個のバーディーを奪った。「不調時はリコーカップに出られるなんて思ってもいなかったのに…」。思いがけず掴んだビックタイトルの大チャンス。「ラストだし、せっかくなので良い結果で」と再び闘志を燃やす。

賞金ランキングトップの諸見里が優勝圏内に浮上だ。「私自身、パーをセーブするのにいっぱいいっぱいでしたが、ハーフを終わって飯島さんが伸ばしていたので、1つでも近づかないとと思いました」と今日は2つスコアを伸ばし、ランキング1位の意地を見せた。トップの飯島とは4打差。「チップインもあったりでまだ運は残っているし、明日はどんどん攻めて、良い形で一年を締めくくりたいです」。史上初となる公式戦4冠へ、そして自身初の賞金女王へ向けて、最後の戦い挑む。

通算5アンダー 2位 服部真夕 1イーグル 4バーディー 2ボギー
「(9番であわやアルバトロスで?)入りそうだったみたいですね。ギャラリーの声援がすごかったので。最終戦でイーグルが出てよかったです。高麗グリーンは難しいですね。思ったところに打っても途中で芝目が切れているというか芝目が揃ったりで。明日はライン傾斜を読んで、悔いなく気持ちよく終われるよう頑張りたいです」。

通算3アンダー 3位タイ 横峯さくら 3バーディー 2ボギー 1ダブルボギー
「5番でティーショットを右のバンカーに入れ目玉、このホールダブルボギーにしてしまいましたが、アンプレも考えましたけどトライしてみようかなと。あれでベストですね。今日は1,2アンダーぐらいでいくイメージだったのですが、5ホールで3オーバーだったので1つでも縮めようと考えていました。明日こそ自分のプレーが出来るように調整して、自信を持ってやりたいです。明日はいろいろドラマがあると思いますので、そこに入れるようにプレーが出来ればいいと思います」。

通算2アンダー 8位タイ 有村智恵 5バーディー 4ボギー
「出だしの4連続ボギーは短いパットが入らずに、気持ちが悪い4連続だったので、後に影響すると思ったのですが、変なことを考えずに思い通りのストロークをしようと考えてプレーしたら、気持ちを切り替えることが出来ました。明日は明日の風が吹くと思いますので、今日の後半のように必死のプレーが出来れば。万全で臨みたいです」。


また、この日のホールアウト後、出場選手によるLPGAグッズ、サイン色紙のチャリティー販売会が行われ、多くの方にチャリティーにご協力いただきました。このチャリティー金は日本盲導犬協会を始め、各地の施設、災害時の義援金などへ使われます。

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